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2022.10.27

お知らせ

稲刈りの日を迎えました

皆様のご支援に支えられてきたスマート水田も、ついに稲刈りの季節を迎えました。
田には、所狭しと実った穂が頭を垂れています。

スマート水田のプロジェクトに従事したスタッフは、田を眺めながら感慨深げにこう話していました。
「実家が農家をやっていて、小中高十何年間、朝と夜に水田の水管理をしていた経験がありました。
しかし、水管理と言っても、水位を見るだけでなく状況に応じて変えたり、また何度も訪れないといけないため、負担が大きいと感じていました。
そんな経験から、IoTを用いて自動化できるところを推し進めることで効率化できれば、従事者の負担軽減につながるはずだ、という思いでスマート水田に取り組んでました」
また、今後の目標についても、「システムによる水の管理の実証データがとれましたので、今後は稲に感染する病原虫の防除ができるシステムなどにも着手してみたい」と胸の内を語っていました。

3月の田起こしから数えて7カ月。
この日、スタッフたちは期待を寄せつつ、稲刈り作業に携わりました。
刈られた稲は、まず乾燥をさせる必要があり、一つ一つ丁寧に稲を束ね、干すための足場を作り、隙間なく一束一束かけていきます。

最後に干した稲の根元にビニールをかけ終わり、この後控えている脱穀や精米の時期を迎える準備を終え、稲刈りの行程が終了しました。

稲刈りは終わりましたが、農業で問題になっている高齢化や人手不足に対して、その負担を軽減する技術を提供できるよう、今後も精進していきます。